ヴィム・ヴェンダースの映画『パーフェクト・デイズ』は日本を舞台にしており、主人公のカセットテープにこだわりを持つ姿が共感を呼んでいる。アナログ形式の音楽や映像への需要は依然として高く、古いアイテムには感じる人にとっての価値がある。オレンジ市のアンティークショップでは、レトロな品々が売られており、散策するだけでも楽しい。懐かしい時代の商品や映画、音楽に触れることで、それらの価値や感動を再発見できる。アンティークショッピングは新たな発見や楽しみを提供してくれる。
文・写真提供:角谷剛(海外作家クラブ/在米作家)
アカデミー賞にはノミネートされなかったが、ヴィム・ヴェンダースの『パーフェクト・デイズ』は日本を舞台にした映画であり、米国でも高評価を受けました。役所広司演じる主人公・平山が、1970年代の古いカセットテープの音楽を聴くシーンには、日米の文化的な背景が反映されているようです。
現在はストリーミングが主流となっていますが、依然としてレコード、カセット、ビデオなどのアナログ形式への需要は高まっています。それらを再生するには特定のハードウェアが必要です。
映画の中で平山と後輩が中古テープを売買するシーンがあります。そこでは、平山の古いカセットテープに高値がつけられている様子が描かれています。
古いものの中には、ジャンクとして扱われるものもありますが、それでもその価値を理解する人々も存在します。
オレンジカウンティのオレンジ市には「ザ・サークル」と呼ばれる地域があります。ここには大小さまざまなアンティークショップが集まっています。
中でも「オレンジサークルアンティークモール」は特に有名で、100以上の小さな店舗が連なっています。様々なジャンルの商品が豊富に取り揃えられており、さまざまな商品が売られています。
アンティークショップでは、レコードやカセット、ポスター、Tシャツなどのエンターテインメント関連の商品が人気です。
1980年代を知っている世代にとっては、懐かしい商品が多いかもしれません。しかしながら、どの商品も異なる視点で見ることができ、一生に一度の発見があるかもしれません。
アンティークショップには、通常の買い物にはない魅力があり、ユニークなお土産を見つけることもできます。
オレンジ市はアナハイムに近く、アンティークショップが集まるオレンジサークルはアムトラックの駅からも近い便利な場所にあります。ロサンゼルス観光の際には立ち寄ってみる価値があります。
オレンジ サークル アンティーク モール
118 S Glassell Street、オレンジ、CA 92866
脚本:角谷剛
日本生まれ、アメリカ在住のライター。 米国の高校を卒業し、日本の大学を卒業し、日米のIT企業で25年間勤務し、スポーツコーチングに興味を持つ。 多くの日本のメディアに寄稿し、日本人作家団体「オーバーシーズ・ライターズ・クラブ」(https://www.kaigaikakibito.com/)のメンバーである。