人々は、かわいい姿や癒やし、生態の謎の理解など、さまざまな理由で動物園や水族館を訪れます。ここでは北極熊の展示が紹介されており、円山動物園のホッキョクグマ、リラの生い立ちや特徴が述べられています。ホッキョクグマは北極圏に生息し、主にアザラシを捕食します。円山動物園では繁殖や研究が行われており、ホッキョクグマとアザラシの研究も実施されています。飼育や繁殖に関する専門家の意見も紹介され、円山動物園の詳細情報も提供されています。
人が動物園や水族館に行く理由はさまざまです。かわいいから、癒されるから、生態の謎がわかるからなど、多くの理由があります。ここでは、動物園で遭遇するかもしれない「いきもの」を紹介します。
[北極熊]
学名:Ursus maritimus
分類: 哺乳綱、食肉目、食肉目、食肉目
体長:オス~2.5m、メス~2m
特徴: 鋭い嗅覚を持っており、何マイルも離れたアザラシの匂いを嗅ぎ分けることができます。前足がオール、後ろ足が舵となって自由に泳ぎます。
大人のオスのホッキョクグマの体重は最大800キログラム、体長は2.5メートルに達することもあります。クマ科の中で最大の肉食動物の一つであり、主に北極圏に生息し、氷上のアザラシを捕食します。
札幌市円山動物園では2頭のホッキョクグマが飼育されており、ホッキョクグマ館では放牧地内での活動を観察することができます。プールを泳ぐホッキョクグマを間近で見ることができる水中トンネルが人気です。泳ぐ姿を見るためには時間をかけて待つことがおすすめされています。
8頭の子どもを産んで育てる
野生のホッキョクグマの推定頭数は約26,000頭(2017年)です。絶滅の危険が高まっているため、環境の変化によりその数が減少しています。同動物園では、ホッキョクグマの展示や研究、飼育技術の共有などを行っています。
ホッキョクグマは極度に神経質なため、環境の静けさが子どもの育成に重要です。同動物園ではこれまでに8頭の子どもを育ててきました。
リラ、9歳
ホッキョクグマの飼育と研究を行う専門家によれば、ホッキョクグマの繁殖は難しい作業であり、環境の静けさが重要であると述べています。
札幌円山動物園の基本情報:
住所:北海道札幌市中央区宮ヶ丘3-1
電話番号:011・621・1426
開館時間:9:30~16:30(3月~10月)、9:30~16:00(11月~2月)
休館日:第2・第4水曜日(8月は第1・第4水曜日のみ)、月曜日~金曜日(4月、11月は第2水曜日を含む)、12月29日~31日
入場料:800円
交通手段:地下鉄円山公園駅より徒歩約15分。地下鉄円山公園駅からバスで約7分、動物園前下車。
取材・文:宇野正樹 写真:藤田修平 写真提供:札幌市円山動物園
※この記事は『サライ』2024年5月号より転載しています。