精神科医で高齢者の治療や抗加齢医学の研究を行う和田秀樹氏が『60歳から自分らしく若返る』という著書を出版。和田医師は60歳以上の人々に若々しさを保つ方法や前頭葉の活性化の重要性について語り、365日形式で老化しないためのさまざまな方法を紹介している。著書では3つのテーマをベースにしたモチベーションや教材を元に、新しい挑戦や経験を通じてポジティブで充実した人生を送るための秘訣を提供している。
和田秀樹氏は、10年以上にわたり高齢者の治療や観察、抗加齢医学の研究に従事しています。彼は最新著書『60歳から自分らしく若返る』(日本文学)を発表しました。この本では、365日の形式で「老化しないためのさまざまな方法」を紹介し、「健康に暮らす人がいつまでも健康である」というコンセプトに焦点を当てています。
和田医師は60歳以上の女性について、「自由でのびのびしている人が元気」だと述べ、若さを保つ秘訣は「脳の前頭葉を活性化すること」だと言います。新しいことに挑戦することで前頭葉が刺激され、見た目や思考が若返ると言われています。そして、挑戦し続けることで前頭葉が活発化し、良い循環が生まれると説明しています。
365日のモチベーションと教材は、「タブーを作らず挑戦する」「他人を意識しない」「自分の体と心に正直である」といった3つのテーマに基づいています。この記事では、「タブーを作らず挑戦する」ための3つのテクニックを紹介します。これらのアプローチはあなたの人生をよりポジティブで豊かなものにするでしょう。
文/和田秀樹
1. 不可能だと思うことに挑戦する
自分ができないと思うことや苦手なことに挑戦するために、いくつかリストアップしてみましょう。その中から一つを選んで思い切って挑戦してみてください。
たとえば、きれいに書くことが苦手な場合は、ネットで「無料ペン カリグラフィー サンプル」を検索してみてください。コツをつかんで、自分で書いてみることで達成感を得られるかもしれません。
2. 初めてのお店で楽しみを体験する
気になるお店にぜひ足を運んでみましょう。新しい景色や匂い、出会いは脳を刺激し、興味を湧かせます。一人で探検するのも楽しいですが、誰かを誘って一緒に楽しむのもいいものです。
店員や他の人たちとのコミュニケーションを通じて、新しい体験を共有しましょう。
3. 明るい色の防雨グッズを取得する
梅雨が近づいているため、明るい色の傘やレインコート、レインブーツを購入してみましょう。明るい色は、脳、心、体に良い影響を与えます。赤やオレンジはモチベーションを高め、黄色は夢や希望、好奇心を刺激します。
子どもの頃のように雨の日を楽しむことができれば、散歩も苦痛ではなくなるでしょう。
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60歳から、もっと若々しく、もっと自分らしくなれる。
和田秀樹著
日本文学会 1,760円
和田秀樹氏は、1960年に大阪で生まれ、東京大学医学部を卒業しました。精神科医として、30年以上にわたり高齢者医療に取り組んできました。彼の著書には『80歳の壁』(幻冬舎新書)、『老いの尊厵』(PHP新書)、『70歳は老化の分かれ道』(思書社)などがあります。