動物園や水族館に行く動機は様々で、かわいさや癒し、生態の謎の知識などが挙げられる。特にジンベエザメなど興味深い生き物が紹介されている。ジンベエザメは世界最大の魚で体長は12メートル以上。水族館では1日3回、30分ずつジンベエザメの行動を観察し、健康状態を把握する取り組みが行われている。また、ジンベエザメの回遊範囲は広く、その行動や生態学についての研究が進められている。水族館でのジンベエザメの餌付け情報も体験することができる。
動物園や水族館に行く動機は、かわいいから、癒されるから、生態の謎を知りたいからなどさまざまです。出会える「生き物」を詳しく紹介。
[鯨鯊]
学名:Rhincodon typus
カテゴリー: ジンベエザメの家族
全長:最大10~12m
特徴:体にある白い斑点が「北の羽織」に似ていることから名付けられました。初夏から秋にかけて日本近海に回遊します。初夏から秋にかけて本州近海に回遊します。
海遊館は大阪湾に面した世界最大級の展示を誇る水族館です。太平洋とその周辺の自然環境を再現したこだわりの大型水族館には、約620種、約3万点の生き物が生息しています。
環太平洋ツアーは、滝と緑豊かな植物が生い茂る日本森林水族館から始まり、海鳥エトピリカが生息するアリューシャン列島やアシカやアザラシが泳ぐモントレー湾などの展示を続けます。
ルートの中盤に差し掛かると「太平洋」戦車が出現します。水深9メートル、全長34メートルの3フロアにわたる巨大な水族館です。アジの群れやエイなど大小様々な魚が水面を泳ぐ中、一際大きな生き物が目の前を横切ります。これはジンベエザメです。
世界最大の魚の行動を記録する
ジンベエザメは暖かい海に生息し、体長は12メートルを超える世界最大の魚です。サメの仲間ですが、主にプランクトンなどの魚を餌とし、同じ水槽に住んでいる魚を捕食することはありません。
同水族館にはジンベエザメがオスの「カイ」(推定8~9歳、体長5・4メートル)とメスの「ユウ」(推定16~17歳、体長6・1メートル)の2匹がいる。どちらも重さは1トンを超えます。
「ジンベエザメの生態はまだよくわかっていません。」
そう語るのは繁殖担当の吉井祐友さん。吉井さんら飼育チームは1日3回、毎回30分間、水槽越しに…